手前 (てまえ)

馬が走るとき、右前肢を左前肢より常に前に出して走ることを右手前という。これは後肢を大きく踏み込んで大地を蹴るための推進作用からくる歩法で左前肢の場合も同じ。
普通はどちらでもこなすが、なかには先天的に「右利き」や「左利き」の馬もいる。
動物は大体心臓がからだの左側についているので、左利き、左手前で走る方が自然のようである。人間の陸上競技のトラックが左回りということもこれを裏書きしている。
アメリカの競馬コースは左回り、日本は右回りが多い。ヨーロッパでは左右ほどほどになっている。
四肢のいずれかに慢性の故障のある馬は、右左どちらかの手前で走る事を苦にするようである。